足裏マッサージの効果
足裏マッサージを受けたことある方もいらっしゃるかと思いますが、なんとなく体にはよいと言われていますが、本当のところ効果はどの程度のものなのでしょうか?
足は第二の心臓と呼ばれている
足裏マッサージは、痛いというイメージがありますが、その痛みな身体に様々な症状があるという表れです。
足の裏は心臓から遠い部位であり、人は日中は立っていることが多くなります。
その為に、足まで送られた血液を心臓に戻すの為には、心臓にだけ頼っていられないのです。
そこで脚にはポンプ機能が備わっていて、血液を上にある心臓まで押し上げているのです。
この為にに足は「第二の心臓」と呼ばれています。
また、足の裏には全身に伝わる非常に数多くの「ツボ」があります。
その数は60ヵ所以上で、ツボを押して痛い場合にはそれぞれに対応する部位が弱っている可能性があるのです。
足裏マッサージをすることで健康状態をチェックしたり、弱っている部位に対応するツボを刺激して機能改善ができます。
基本は血流が良くなること
足裏マッサージの効果の基本は、血流良くなるという点です。
足のツボを刺激することで副交感神経が優位になり、血液やリンパの流れが良くなります。
リンパの流れが良くなると、体内の老廃物がスムーズに体外に排出される様になり、便秘やむくみの解消に効果が出ます。
胃腸の働きが良くなることで、身体の免疫機能が向上して、代謝が良くなります。
自律神経は身体のあらゆる生命に関する活動を担っています。
心臓の鼓動や呼吸、血圧、体温から精神的な面まで、全て自律神経によりコントロールされているのです。自律自律神経のバランスが整えば、疲れやストレスなど精神的な不安を取り除いてくれるだけではなく、身体の弱っている部分を強化してくれます。
足裏マッサージは血流を良くすることで、あらゆる身体の不調を改善できるのです。
筋肉の緊張をほぐす効果
足裏マッサージをすることで、全身の歪みを改善する効果もあります。
人間は二足歩行ですので、足は身体のバランスを刺させる大切な土台の役割をしています。
しかも毎日靴を履いたり、女性はパンプスを履いている為に、足の裏への刺激が感じにくくなっていて、それだけ身体の機能が低下していることになります。
足の裏への刺激が不足すると、全身への刺激も伝わりにくくなり、筋膜が歪んで身体全体の歪みに繋がるのです。
足裏マッサージをすると、血管が拡張して血流が良くなり、筋膜をほぐすことができます。
筋膜がほぐれれば筋肉の緊張もなくなり、身体の歪みが改善されるのです。
筋肉の緊張がほぐれることで全身に血液が行きわたる様になり、夜に質の高い睡眠を得られるので、翌朝スッキリと目が覚めます。
女性特有の症状を緩和する効果
足裏マッサージは、女性ホルモンのバランスを整える効果があるので、生理痛やPMS、更には更年期障害など、女性特有の症状に悩む人にもおすすめです。
足ツボをマッサージすると血流が良くなり、免疫力がアップします。
これにより女性ホルモンのバランスが整うと、女性に多い不定愁訴が改善されるのです。
女性ホルモンが不足すると、めまいや肩こりなどの身体症状に加えてイライラや不安感、疲労感を感じ易くなります。
足裏マッサージをすることで、血流が良くなると同時に脳や生殖機能を刺激できますので、女性ホルモンのバランスを整えてこれらの症状を緩和することができます。
ホルモンバランスが良くなると細胞がより活性化されて、美肌効果が出たりアンチエイジング効果も期待できるのです。
足裏マッサージをする時の注意点
足裏マッサージをする時には、幾つかの注意点があります。
・やり過ぎないこと
足裏マッサージは、弱っている部分がある場合、少しの刺激でも痛みを感じます。
この時多く揉めばそれだけ効果が出ると思ってしまう人もいますが、やり過ぎるともみ返しがあったり、返って症状が強くなってしまうことがあります。
1回のマッサージはせいぜい10分~15分程度にして、毎日行う様にしましょう。
・入浴や飲酒に注意する
足裏マッサージをすると、身体中の血行が良くなっています。
長時間湯船に浸かるとめまいを起こしたり、飲酒をするとアルコールの巡りが普段より良くなり、悪酔いすることもあります。
胃腸の調子も普段とは違うことがあるので、暴飲暴食は控えましょう。